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2022年08月15日

中国金融規制当局が信託業界への異例の監査を指示?


 中国の監査当局はシャドーバンキング(影の銀行)の一角を占める3兆ドル(約405兆円)規模の信託業界について調査を行っている。

 中国共産党の懐を肥やすためのツールとしての機能で権力を広げてきた不動産融資関連損失が膨らみつつある同業界の改革に道が開かれる可能性があるが、強い抵抗が出てきそうだ。

 審計署(会計検査院に相当)はこの1カ月にわたり上位 5 社を含む少なくとも20社の信託会社の帳簿を精査し、金融安定性に及ぼすリスクを見極めようとしてきた。

 公に話す権限がないとして関係者が匿名でメディアの取材で語ったところでは、各社は不動産開発業者へのリスクの高い融資と、その処理に向けた計画について報告を求められていると伝えた。
 
 審計署は政府の政策担当者に調査結果を提出する予定で、セクターの今後の改革が決定される可能性がある。

 今回の調査がどのような規制措置につながるかは不明だ。

 不動産セクターからの危機波及で金融業界が不安定化することを当局がいかに懸念しているかが示されている。

 業界データ提供のユーズ・トラストによると、信託業界で中国の富裕層に販売され、今年に入りデフォルト(債務不履行)に陥った不動産開発業者関連の投資商品は約580億元(約1兆1600億円)相当に上る。
 
  
ひとこと
 
 中国共産党幹部の不正の源泉の一つでもあるシステムが崩壊する中での話であり、権力闘争が激しくなりそうだ。



posted by まねきねこ at 04:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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