ニューヨーク原油先物相場ではロシアからのディーゼル油輸出が4月、ウクライナ侵攻前の水準から急減したことが明らかになったことから買いが強まり大幅続伸した。
精製品の世界的な供給不足が燃料価格を押し上げる状況が続いている。
ただ、中国の新型コロナウイルス関連の動向では、北京市当局が市内でロックダウン(都市封鎖)が行われるとの観測を否定し需要後退が打ち消されたことも背景にある。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は
1バレル=110.49ドル(前日比+4.36ドル(4.1%))
で終了した。
ロンドンICEの北海ブレント7月限は4.10ドル高の111.55ドルで取引を終えた。