中国の首都北京の人民大会堂で10月9日午前10時、
辛亥革命110周年記念大会
が盛大に開催された。
権力欲に没頭してきた習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が同大会に出席し、重要談話を発表したという。
習総書記は、中華民族には、分裂に反対し、統一を守るという輝かしい伝統がある。
「台湾独立」分裂
は祖国統一の最大の障害であり、民族復興の深刻な隠れた危険だと指摘した。
さらに、「台湾地区問題は完全に中国の内政であり、いかなる外部からの干渉も許さない。いかなる人も、中国人民の国家主権と領土保全の強固な決意と確固たる意志、強い力を見くびってはならない。祖国の完全統一という歴史的任務は必ず実現しなければならないし、必ず実現することができる」と述べた。
ひとこと
満州族に270年近く支配され習慣や文化、服装など全てが変えられてきた状況を漢民族の手に戻した「辛亥革命」を孫文らが起こせた背景が理解できていないようだ。
清朝時代のみならず蒙古族の元朝のみならず、遊牧民により領土が軍馬に蹂躙されてきた長い歴史の中で、祖国統一というが、拡大解釈も甚だしい限りだろう。