石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は、来年から減産を緩和することで合意した。ただ、この緩和による生産の引き上げは従来の計画よりも緩やかなペースとした。
コロナ感染拡大が止まらず、経済の低迷が続いて需要回復途上で市場がまだ不安定なため、追加供給分の吸収にはさらに長い時間をかける必要があると判断した。
関係者へのメディアの取材ではOPECプラスは1月から市場への供給を日量50万バレル増やすもの、従来は日量約200万バレルの生産引き上げを計画していたことを明らかにしている。
参加国閣僚はその後の数カ月に月例で会合を開催して生産調整について判断していくという。
この代表は非公開の情報であることを理由に匿名で語ったという。