英国と欧州連合(EU)の通商交渉は
幾つかの大きな相違点
で依然として解決の必要がある。
近く合意にこぎ着ける方向に進んでいるとこの交渉に近い関係者が明らかにした。
情報が非公開だとして匿名を条件に述べた同関係者によると、EU側の交渉担当者の1人が新型コロナウイルスの検査で陽性が判明したことから対面による通商交渉は今週に入り突如中断されたが、双方の交渉担当者は楽観的だという。
今のところ通商合意は来週末にかけて成立する可能性があるが、11月30日の週に成立する公算の方が大きい。
その上で、合意成立を実現させるためにはEUはもとより英国政府は大きな政治的な決断を下さなくてはならない。
それができなければ交渉は失敗しかねないと、関係者は慎重な見方も示した。