米国大統領
ドナルド・トランプ氏
は22日、米財務省が北朝鮮に対する国際的圧力を強化するために科した制裁を撤回するとツイッター(Twitter)に記事を投稿した。
記事によると「財務省がきょう、現行の対北朝鮮制裁に加え、大規模な追加制裁を発表した。私はきょう、これら追加制裁の撤回を命じた」と明らかにした。
トランプ氏が言及した制裁は、21日に発表された
中国企業2社に対する措置
を指すとみられ、国際社会が北朝鮮の核開発を終わらせるために科した制裁の回避を支援したとされる。
ベトナムの首都ハノイで2月末にトランプ氏と独裁国家北朝鮮の
金正恩朝鮮労働党委員長
との会談が、核物質の生産継続や秘密核施設の暴露などで物別れに終わった。
その後、この制裁は、北朝鮮に対し「初めて圧力をかける措置」となっていた。
サラ・サンダース米大統領報道官は「トランプ大統領は金委員長に好意を持っており、この制裁が必要だとは考えていない」と記者会見で説明した。