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2018年12月12日

労働貴族階級を誰も信じない


 
 米国政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)の平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋によると、先月末に道内の各工場、企業所で朝鮮労働党や行政機関の幹部を対象にした「社会主義は科学だ」というテーマの講演会が行われたと伝えた。

 情報筋が説明した講演会の内容は、北朝鮮の金正恩が率いる党の努力で想像も予想もできなかったような出来事が起き
   国際的な環境
は北朝鮮に有利になっていると主張したもので、これは首領様(金日成主席)の革命偉業を受け継いで完成させようとしている
   金正恩同志の領導と戦略、戦術の結果
だと続けた。

 今後、朝鮮式社会主義が発展すればするほど
   内外の敵
は巧妙に社会主義革命の伝統を抹殺しようと策動するだろうと説明した。

 党の初級宣伝イルクン(幹部)は、軌道から逸脱することなく、党の政策を貫徹する旗手として群衆を導かなければならないと指摘した。
 幹部は個人主義への欲をなくして、党中央を擁護、保衛しなければならないと続けた。


 ただ、1時間もの講演に付き合わされた人々は、旧態依然としたどうでもいい話に徒労感しか感じなかったと伝えた。


 最近、超強国の米国と韓国に最高尊厳(金正恩氏)が和解を求めたということは一般住民ですら皆知っている。
 朝鮮式社会主義を守ろうというプロパガンダで現実を歪曲しており「幹部が懐疑的になるのは当たり前だ」といった見方が出てきている。

 こうした状況から、現地の別の情報筋は、講演会が矢継ぎ早に開かれることがむしろ幹部の不安を煽っていると指摘しているという。


 この情報筋に味方によれば、朝鮮労働党中央委員会の宣伝扇動部は幹部の思想状況を理解したうえ、幹部に対する思想教育や不正行為への検閲(監査)を強化しているとの見方をしている。

 こうした対応は最高指導部が体制維持に不安を抱いていることの表れとして受け止められる。
 幹部に今後の身の振り方を考えさせ、社会の激変を生き抜くため、ワイロによる蓄財を煽るだけという。

 共産主義国家では党幹部をはじめとして蓄財に励む姿が目立ち、社会主義の看板を掲げたうえ社会主義の集団精神に基づいて生きている幹部などひとりもいない。

 幹部ほど、商人が差し出すワイロで蓄財して完全に資本主義の生活様式に浸っているのが現実で、大多数の国民とはかけ離れた生活を過ごしている。

 また、一般住民向けの政治講演会も行われているが、その内容を懐疑的に思っている幹部は、講師を部下に押し付けて逃げているという。

 そもそも、保衛部の監視の中で開催される虚偽の情報を押し付ける講演会など、誰にもまともに聞いてもらえない。
 こうした講演など、幹部になればなるほど「やる気が起きない」のも当然のことだ。

 韓国について、批判する話ばかりなので、途中からは居眠りする人が続出したともいう。
 韓国は自由で豊かな国となっており、北朝鮮はその助けを得なければならない立場にいることは誰もがわかっており、あんな宣伝を信じる人はほとんどいないとの話も多いという。



ひとこと

 共産主義の理想と現実だろう。
 出来もしない政治体制歪を生みだし、修正で大粛清が度々起きている。

 不幸を増やす仕組みであり、こうした思想を押し付け勢力を広げる政党は問題が多い。
 内部の締め付けは外部からは解らないが、追放される幹部が多いことでも悪意ある本質が分かるだろう。
                  
        
   
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posted by まねきねこ at 05:54| 愛知 ☔| Comment(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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