内戦が続くイエメンで、サウジアラビアが率いる連合軍が支援する暫定政権と、イスラム教シーア派系の反政府武装組織
フーシ派
は、スウェーデンで開催を予定している和平協議に先立ち、数千人規模の捕虜交換を行うことで合意した。
この事情に詳しい関係筋が4日、明らかにしたもの。
この合意は国連(UN)のイエメン担当特使
マーティン・グリフィス氏
の現地訪問中に結ばれたとされ、暫定政権側の1500〜2000人と、フーシ派側の1000〜1500人の捕虜が対象になる。
赤十字国際委員会(ICRC)は、「紛争に関連して拘束された人々の解放と移送、帰還に向けたイエメン当事者間の合意を歓迎する」と述べ、ICRCがこの捕虜交換の監督と調整に当たることを明らかにした。
同政府関係者によると、実施の時期はスウェーデンでの和平協議後になる見通し。
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