郭威(Guo Wei)
904〜954
後周の初代太祖(Taizu 在位951〜954)で聖神恭肅文武皇帝
後周の初代太祖(Taizu 在位951〜954)で聖神恭肅文武皇帝
邢州堯山の出身で常簡の子にあたる。
卑賤の出で、幼いとき母親とともに郭氏のもとへ行った。
劉知遠に認められてその配下となり、後漢の建国を助け、枢密副使に上った。
後漢の隠帝のときには、枢密使となって軍権を握り、内乱を討伐し、契丹の侵入を防いで人望を集めた。
隠帝の死後、劉贇を立てたが、部下に推戴されて帝位に就いた。
国号は周に改めて建国した。
簡素を旨として政治をおこない、刑律をゆるめ、自作農の創設をはかり、節度使の勢力を押さえることに努力した。
養子の柴栄を後継者に定めて病没した。