長光寺(ちょうこうじ)
愛知県稲沢市にある臨済宗妙心寺派の寺院。
仁寿元年(851年)陸奥守に任ぜられた父親
仁寿元年(851年)陸奥守に任ぜられた父親
小野岑守
に従って小野篁が美濃路と呼ぶ街道を通り、陸奥の国に下る途中、この辺りに駐杖した際、路傍に地蔵像を安置したのが始まりと伝わる。
1161年、平清盛の異母弟で尾張守であった
平頼盛
が病気平癒のお礼に六角堂を寄進した。
足利尊氏の軍は新田軍を
箱根・竹ノ下の戦い
で破り、京都へ進軍を始め上洛する途上に太刀を奉納して武運を祈願した。
1336年に勝利したお礼に六角堂を祈願所として定めた。
1338年に尊氏が将軍宣下を受けると、山門などを奉納して再興した。
その後、織田氏・徳川家康・尾張徳川家によって庇護された。
逸話として、織田信長の遊び場であり、六角堂で後に清洲城城代となる
逸話として、織田信長の遊び場であり、六角堂で後に清洲城城代となる
埴原常安
と出会ったエピソードが伝わる。
境内奥には、信長愛飲の
臥松水
と呼ばれる井戸があり、茶の湯や膳にその水を汲んだと伝わっている。
重要文化財
地蔵堂(六角堂)
室町時代(1510年)建立
鉄造地蔵菩薩立像
鉄造地蔵菩薩立像
鎌倉時代、文暦□年(二年)年銘(1235年)