米国の資産運用会社
と英国の同業
が合併し運用資産増大を目指す。
ヘンダーソンのアンドルー・フォーミカ最高経営責任者(CEO)とジャナスのリチャード・ワイルCEOが共同で新会社を率いる。
合併は2017年4−6月(第2四半期)に完了の見込みで、新会社は英国の税法管轄下に入り、主な上場先はニューヨークとし、ニューヨーク証券取引所に上場申請する。
株と債券のアクティブ運用を手掛けるジャナスの資産は約1950億ドル(約19兆7500億円)だが、合併後の新会社
ジャナス・ヘンダーソン・グローバル・インベスターズ
の資産は約3200億ドルとなる。
最近の数年間は料金の安い指数連動商品に押され気味だ。
ジャナスのリチャード・ワイルCEOは、買収やアジアを中心とした海外展開などを通じて多角化を進めている。
メディアの取材でジャナスが持つ米国と日本市場での強いプラットホームを、英国と欧州市場でのヘンダーソンの強さが補完する」と同CEOが発表資料でコメントした。
両社が3日発表した資料によれば、新会社の時価総額は
約60億ドル
という。
また、第一生命ホールディングスは持ち分を増やし統合後会社の少なくとも15%を保有する方針。
ひとこと
資本の大きさがある程度までは莫大な利益を生みだす仕掛けを作ることが出きる。
ただ、一定の規模以上になると投資資金の利回りは悪くなるのが常だろう。
利益を与えるような相手が資金量に比べて少なくなってしまうためだ。