エジプのギザの大ピラミッド(Great pyramid of Giza)近くの発掘現場で採取した木材1点の調査により、古代エジプト人が船の部品に金属を使用していたことが初めて明らかになった。
船体の一部だったこの木材からは、円形とU字型の金具が見つかった。
木材は全長8メートル、幅40センチで、4センチの厚みがある。
この船は、大ピラミッドの脇に埋められていた
クフ王
の大型木製船「太陽の船」と同じ年に発見された。
王の埋葬室に隣接した石坑の中に埋められたこれらの船は、王の葬列に使用された可能性がある。
王の埋葬室に隣接した石坑の中に埋められたこれらの船は、王の葬列に使用された可能性がある。
他方で、死後の世界で王を運ぶために造られたとするものもある。
エジプト全土でこれまで発見されている古代船のフレームに金属製の部品が使われている例はこれまで確認されていない。
発見されたU字型の金具は「船のかいを取り付けるのに、木と木の間の摩擦を防ぐために」使われたと見られる。
クフ王の大ピラミッドは、4500年以上前に君臨したクフ王の墓が収容されていることで知られる。
ひとこと
オーパーツかどうかは不明だが... 摩耗しやすい部分に金属を用いた部品を使用できる技術があったということだ。