歳徳神(としとくじん、とんどさん)
陰陽道で、その年の福徳を司る神で、年徳、歳神、正月さまなどとも呼称される。
歳徳神の由来には諸説あり、気の循環を知り、日月の運行によって占うという陰陽師の秘伝書「簠簋内伝」では、牛頭天王の后・八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとしている。
歳徳神の由来には諸説あり、気の循環を知り、日月の運行によって占うという陰陽師の秘伝書「簠簋内伝」では、牛頭天王の后・八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとしている。
牛頭天王が須佐之男尊と習合したことから、その妃の櫛稲田姫とも同一視される。
歳徳神の在する方位を
恵方(えほう、吉方、兄方)
または明の方(あきのかた)と呼び、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされている。
なお、本命星と恵方が同一になった場合は特に大吉となるが、金神などの凶神が一緒にいる場合は凶方位に変化するため注意がいる。
歳徳神の在する方位(すなわち恵方)は、その年の十干によって決まる。
歳徳神の在する方位(すなわち恵方)は、その年の十干によって決まる。