黒の株券 ペテン師に占領されるウォール街

　　　
　現在進行形の武勇伝を時系列でまとめた一冊。

　60億ドルを運用するヘッジファンドのグリーンライト・キャピタルがどのように投資リサーチを行っているのか。

　また、悪徳企業の策略とはどんなものなのかを詳述している。

　規制当局の法網の目を潜り抜ける策を弄し、法律の抜け穴を埋めないように妥協する政治家。

　ウォール街の上得意先が違法行為や信用クラッシュから逃げれるように資本市場が築いたバリケードなど。

　国際金融資本のもくろみ通りに動く政界で、企業に政府が制裁を加えるのを邪魔するメディアという大きな障害がああることなどにも直面するだろう

　ウォール街を取り巻く魑魅魍魎の投資銀行、アナリスト、ジャーナリスト、なかでも（民間の）規制当局の失態を明らかにしている。
　
　　　
　
　　　　　
　　　・ 黒の株券 ペテン師に占領されるウォール街
　
　
　　
　
ひとこと
　　
　コモディティ王デニス・ガートマン氏が、原油と株にかかわる市場の錯覚を危ぶんでいるとの話が伝わっている。

　最近、原油価格と米株価が正の相関にあるとの感覚が定着しつつるという。

　どれだけのスパンで相場の動きを見るか．．．一時的な変化か、大きな波なのかは判断が分れることもある。

　投資には常に相手の存在がある。
　
　　　
　
　　
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