安倍晋三首相は14日午後(日本時間同)、モンゴルの首都ウランバートルで開催される
アジア欧州会議(ASEM)首脳会議
に出席するため現地入りし、モンゴルの
エルベグドルジ大統領
と会談、安全保障や経済分野で協力関係を加速することで一致した。
また、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していることについて
「安全保障上の脅威」
は新たな段階に入っていると指摘したうえ、モンゴルと安全保障協力を深化させるため、防衛駐在官を来年早々にも派遣する意向を表明した。
バングラデシュの飲食店襲撃テロを踏まえASEM首脳会議で「テロは絶対に許さないとの明確なメッセージを発していきたい」と強調した。
バングラデシュの飲食店襲撃テロを踏まえASEM首脳会議で「テロは絶対に許さないとの明確なメッセージを発していきたい」と強調した。
エルベグドルジ氏も、テロを断固非難する考えを示した。
首相とエルベグドルジ氏の会談は9回目となる。
首相とエルベグドルジ氏の会談は9回目となる。
南シナ海で海洋進出を強行する中国に対し、地理的な意味もある隣接国のモンゴルとの関係を強化し、中国を牽制する狙いがある。
なお、6月の国民大会議総選挙に伴い就任したエルデネバト首相とも個別に会談した。
ひとこと
中国が主張する歴史的な領土という概念からいえば、中国全土を支配した元王朝を考えれば、現在のモンゴルの領土は中国領全てだということにもなる。
中国が主張する歴史的な領土という概念からいえば、中国全土を支配した元王朝を考えれば、現在のモンゴルの領土は中国領全てだということにもなる。
日本の防衛戦略から云えば中国周辺港に置ける経済発展を加速させることがもっとも重要だ。
特にシナイ半島のベトナム、ラオス、ミャンマーやバングラディッシュ、中央アジア諸国などの経済発展社会インフラの整備が拡大で切るような取り組みで中国の強欲な権益拡大を抑えつけることが必要だ。
中国に進出している企業も日本の国益を考えれば足を引く時期にきている。