投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの会長を務める
は株主宛て書簡で
2016年の米大統領選挙を支配する悲観的な経済見通し
というネガティブな宣伝の結果、子供たちは自分たちより良い暮らしを送れないと多くの米国民が思うようになったと述べ、こうした見方は完全に間違っていると続けた。
今の米国に生まれてくる子どもたちは歴史上、最も幸運な人たちだと語った。
この書簡は、同社の決算発表の一環として27日にウェブサイトに掲載された。
オバマ大統領の退任後にホワイトハウス入りを目指す各候補者は、米国が下り坂にあり、中間層や労働者階級がそのことを最も強く感じていると主張して選挙戦を展開している。
こうした中心的テーマをバフェット氏は一蹴した。
民主党を支持するバフェット氏(85)は、暗い見通しを主張する候補者名には言及しなかった。
共和党候補者の大部分やクリントン氏の対抗馬である
バーニー・サンダース上院議員
の主張とは相いれないメッセージを送ったこととなる。
また、テロリズムやサイバー戦争、気候変動、労働者の経済的混乱などのリスクに触れた。
また、テロリズムやサイバー戦争、気候変動、労働者の経済的混乱などのリスクに触れた。
こうした苦痛の構図は
政治家の利己主義
から生まれたものであって、米国の課題を的確に反映するものではないとも説明した。
選挙の年であり、候補者は米国の問題について話をやめることができないのだと記述した。
ひとこと
政治家の支持を得るために扇動的な発言を繰り返すのはどこでも同じだろう。
目立つためには手段を択ばない思考だが、実際に行動すると問題が多発するのが常だ。
支持を得るために「言った者勝」では当選させても失望感を受ける支持者が多いこととなる。
ただ、問題となる部分を知らない無知な政治家が増えることは社会を混乱化させるものであり、一番問題があることだろう。
社会の秩序をくずるのは簡単だが、再構築するには時間と費用がそれ以上に投入しなくてはならないことも知る必要があるだろう。
浮かれ気分で政治に参加する国民が増えることは、社会の摩擦が強くなり問題が吹きだし混乱することになる。