石油輸出国機構(OPEC)加盟国や他の産油国が参加したカタールの首都ドーハでの会合は、17日開催されたものの当初の終了予定時間を越えて10時間余り続き、最終合意がないまま終了した。
増産凍結で合意できなかったことにより原油相場が再び大幅に下落する恐れが強まった。
サウジアラビアが会合を欠席したイラン抜きのいかなる合意にも同意しない姿勢を示したため協議が難航した。
ひとこと
核問題でイランが経済制裁を欧米から受けて原油が輸出できない状況が変わり、再びOPECに戻っており、イラン経済の再建を模索する動きが強い。
経済制裁で失った原油消費地のシェアを回復する動きを強化するため原油生産を大幅に増加させる動きがある。