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2016年05月03日

白龍神社(はくりゅうじんじゃ) 


白龍神社はくりゅうじんじゃ

 愛知県名古屋市中村区にある神社で柳の木の下に祠を建てたのがはじまり。
 その後いちょうの木を御神木として祀る。

 二柱の神を総称し て「白龍様」「白龍さん」とされ、 ヘビの好物である生卵のお供えが多い。
 摂社にはヘビの形をした「おもかる石」が祀られ、願いごとを唱えつつ石を持ち上げたとき、軽ければ願いは叶うとさ れる。
 
 

ご祭神
*高龗神(たかおかみのかみ)
    『日本書紀』では神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた火の神
      迦具土神(かぐつちのかみ
   で出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死んでしまった。
    怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺された。
    この時に剣からしたたり落ちた血から生じた三柱の神のうちの一柱とされる。

   高龗神は貴船神社(京都市)の祭神でもある。

   高龗神と闇龗神とは同一の神、または、対の神とされ、その総称が龗神であるとされている。

   龗(おかみ)は龍の古語で、龍は水や雨を司る神として信仰されていた。
   なお、「闇」は谷間を、「高」は山の上を指す言葉。
   

   高龗神には娘(日河比売 ひかはひめ)がおり、スサノオの孫の
       布波能母遅久奴須奴神
           (ふはのもぢくぬすぬのかみ)
   と日河比売との間に
       深淵之水夜礼花神
           (ふかふちのみづやれはなのかみ)
   が生まれ、この神の孫が大国主神である。(古事記)


*須佐之男命(すさのおのみこと)
   伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子で
       天照大神(あまてらすおおみかみ)
   の弟にあたり、出雲神話の祖神。
   多くの乱暴を行ったため、天照大神が怒って天の岩屋にこもり、高天原から追放された。

   出雲に降り、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、奇稲田姫(くしなだひめ)を救った。
   大蛇の尾から得た天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を天照大神に献じた。
   


創建由来
 名古屋台地の西側にあたり、古くは
   国広井郷
と呼ばれ、台地との間には南北に流れる清流の江川があった(現在は地下流)。
 江川に架かる橋が柳橋と呼ばれていたが、橋の辺りの村に熱病が流行した。

 村人に「此の美しき良き所に大神をお祀りすれば、萬民の苦疫を救い、幸をたれ給う。」とのご神示が下った。
 村人が江川の傍にある柳の木の下に祠を建て人々が崇め拝むようになった。

 その後、柳の寿命は終えたため、大神様が近くそびえていた「いちょうの木」へ移られ、 引き続き御神木として人々の崇敬を集めた。

 大神様の御神徳がその後もたびたび現わされ、いつの頃からか、二柱お神を総して
   「白龍様」「白龍さん」
と親しまれるようになったとのこと。

 なお、第二次世界大戦時では、空襲にいく度か合うが、神社と御神木は戦災を逃れたものの、戦後の都市計画で周辺に道路整備に伴い社を約80米ほど南に移転した。

 なお、御神木を昭和33年に移植したうえ、御本殿を昭和37年に造営した。

  

 
 
 場所 名古屋市中村区名駅南一丁目8番14号

 


    
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posted by まねきねこ at 08:19| 愛知 ☁| Comment(0) | 社寺仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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