原油価格が1バレル=20ドルを割り込むとの懸念が後退する中、ヘッジファンドによる売りポジションの手じまいがここ10カ月で最速のペースで進んだ。
米国のゴールドマン・サックス・グループが1カ月前に原油価格が20ドルを下回るとの見通しを示した。
米国のシェールガス・オイルの生産企業の一部は、価格が下落しても1年間にわたって供給を維持していたものの、価格下落におい恋が加速してきた今年は生産を減らすと表明した。
サウジアラビアやロシアなどの主要産油国は増産を凍結し、今月後半には 価格下支えに向けたさらなる取り組みについて協議するため会合を予定している。
米国のエネルギー情報局(EIA)によると、米国の原油生産は2月26日終了週に
日量908万バレル
と、2014年11月以来の低水準となった。
米国のエネルギー会社アパッチは2月に、同社の石油・ガス生産が今年、最大11%落ち込むと予想した。
コンチネンタル・リソーシズは10%、ホワイティング・ペトロリアムは15%それぞれ減少するとの見通しを示した。
ひとこと
原油掘削用のリグの減少が最大限まで増えている在庫を意識させない結果買いが入ったのか?
ネガティブなポジションを清算しただけの話かもしれない。
価格の上昇を期待する動きが強まれば、掘削リグの増加を引き起こし天井が再び下がってくるだろう。