カナダのダイヤ採鉱会社
ルカラ・ダイヤモンド
が1111カラットの宝石に加工可能な品質のダイヤモンド原石をボツワナで採掘した。
英王室祭具にあしらわれている「カリナン」に次ぐ大きさの原石となる。
ルカラのカロウェ鉱山は
ジェム・ダイヤモンズ
が南アフリカのレソトで操業するレツェング鉱山と並び世界最大級で高品質の原石が採掘されることで知られる。
なお、今世紀に発見されたダイヤのうちこれまで最大だったのは、ジェム・ダイヤモンズが発見した603カラットの「レソト・プロミス」だった。
ルカラによれば、このテニスボールより少し小さい原石は、ここ100年余りに発見されたダイヤの中で最大という。
同社の資料によると、ボツワナ中部のカロウェ鉱山で機械によって採掘された。
ルカラのウィリアム・ラム最高経営責任者(CEO)は19日、投資家との電話会議で当社の資源については常々、非常に品質が高いと考えてきたとはなし、このような原石の発見を予測するには、とても勇敢でなければならないと語った。
この発見の価値と誰が購入を望むかは、原石からカット可能な研磨ダイヤの大きさと品質次第だ。
同社はボツワナでの入札で売却する可能性が高いが、カットや研磨、最終的な売却までには何年もかかる可能性がある。
こうした並外れた原石のカッティングの主な拠点はアントワープとニューヨークとなっている。
世界最大のダイヤである3106カラットのカリナンは1905年、南アフリカ共和国のプレトリア近郊で発見された。