パリで13日発生したテロ事件を受けて、コメルツ銀行のオイゲン・ワインベルク氏やオマーン・インベストメント・ファンドのチーフエコノミスト、ファビオ・スカッシアビラニ氏、エミレーツNBD(ドバイ)のエドワード・ベル氏は16日の商品市場について金相場は16日、5年ぶりの安値から上昇するとの見通しを示した。
なお、銅やコーヒー生豆など他の商品については、テロ事件の影響で世界の原材料需給が大きく変化することはなく、引き続きファンダメンタルズ(需給関係)に基づいて取引されるとの見方が広がっている。
コメルツ銀の商品調査責任者、ワインベルク氏は15日、フランクフルトからメディアとのインタビューで
コメルツ銀の商品調査責任者、ワインベルク氏は15日、フランクフルトからメディアとのインタビューで
地政学的緊張
の高まりが需要後退の可能性を少なくとも上回ったものの、原油市場への影響は限定的だと指摘した。
ただ、金については、リスク回避のための需要が強まり少なくとも短期的にはポジティブな反応があっても驚かないだろうと述べた。
米国のリグ(掘削装置)稼働数の増加が報告されたことを受け、原油先物相場は続落した。
金先物の13日終値は1オンス=1080.90ドルと、終値としては2010年2月以来の安値だった。
ただ、ワインベルク氏は1100ドルに上昇する可能性があるとみているとのこと。
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