ミャンマー総選挙でアウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党
国民民主連盟(NLD)
が政権与党・連邦団結発展党(USDP)に圧勝した。
スー・チー氏に対する有権者の圧倒的な支持を反映した結果だが、国民の期待は新政権にとって重荷となる危険性も秘めている。
「国民は『あすにでも生活が良くなる』というような異常なほど高い期待」(ヤンゴンの外交筋)をNLDに抱いていると指摘される。
NLDはこれまで政権を運営したことがない。NLDに政治経験豊富な人材が不足していることを不安視する見方が強い。スー・チー氏自身、2012年の補欠選挙で下院議員に初当選して政治家として本格的な活動を始めてからまだ3年しかたっていない。
また、NLDにスー・チー氏の有力な後継候補は見当たらず、「NLDからスー・チー氏を差し引くとゼロになる」(ミャンマーの政治アナリスト)と手厳しい声もある。
こうした懸念に対し、スー・チー氏は「NLDには良い政府をリードするのに十分な人材がいる」と反論。「これまでより悪くなることはあり得ない」と政権運営に自信を示している。
一方でスー・チー氏は選挙遊説の際、「国民一人ひとり全ての願いを実現できる政府をつくることはできない」と訴え、有権者に過剰な期待を持たないよう戒める場面もあった。
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