NYMEXの原油市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は需要の拡大ペースが近く供給を上回るとの期待から買いが膨らみ大幅反発した。
一時は7月以来で初めて1バレル=50ドルを上抜けた。
石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は7日、国際通貨基金(IMF)への声明の中で、今年の原油需要はこれまでの予想より高くなるとの見方を示した。
COMEX部門
WTI先物11月限
1バレル=49.43ドル
前日比+1.62ドル(3.39%)
ひとこと
OPECの思惑通りに進むかどうかは不明だ。価格が上昇すれば、イランが輸出できずに保管しているタンカー備蓄の原油を売りだす時期が近づくこととなる。
欧米の経済制裁の解除時期をにらんだ動きが強まりかねない。