中国の軍事情報サイト「戦略網」は17日、中国人民解放軍が開発中の
空対空ミサイル
「PL−10(霹靂−10)」
が、米軍の「サイドワインダー」のなかでも最新式の「AIM−9X」と優劣をつけがたい性能を持つことを明らかにした。
この空対空ミサイル「PL−10」を装備した中国軍戦闘機は目標とデコイ(おとり)の識別が可能であり、米「F−22」との戦いにおける劣勢をはねのけると主張する記事を発表した。
ヘッドマウントディスプレイシステムを装着して操縦士がPL−10を発射するため「見たものが何であれ落とす」ことができ「致命的武器」と主張した。
いったん「ロックオン」すれば、逃れられる者はほとんどない。
米軍の最新鋭の空対空ミサイルAIM−9Xに匹敵する実力がある。
また、、「J−11B(殲−11B)は空戦において、向こう見ずに接近する相手を楽々と撃墜するなどと自画自賛で表現した。
なお、中国の新世代空対空ミサイルであるPL−10が、「空戦のルールを変更する」とも誇張し表現した。
ただ、「F−22」はAIM−9Xの搭載が可能だが、仮に現在開発中のPL−10が「AIM−9Xに匹敵する性能」を持ったとしても、一方的に「空戦のルールを変更」することができることはないし、品質を一定以上に確保して量産化ができる能力は中国にはない。
あらゆる産業が海外資本のコントロールで品質を維持しており、中国軍が暴走し始めた場合にこうした品質や生産性が維持できる可能性は皆無だろう。
そもそも太平洋戦争時の上海戦ではドイツの最新装備と軍事顧問による訓練を受けた60万人の中国国民党軍と装備の劣った日本軍25万人が激突したが、地の利のある中国軍は25万人(4%強)が戦死したのに対し日本軍は7万人(3%弱)が無力化した。
この事実をとっても中国が最新の武器があったとしても品質を維持できないう、あるいは使いこなせず、戦略が劣っている中国軍は力攻めで向ってくる。