フランス南部のモンタルドンを拠点とする業界団体メゾロップの事務局長を務める
リュック・エスプリ氏
が見たところでは欧州最大のトウモロコシ生産国であるフランスの一部の地域において
トウモロコシの茎の高さ
が例年の約半分しかなく、作況は2003年以来最悪となっているという。
トウモロコシは焼け付くような暑さにさらされている。
砂漠でもないのに農地はひび割れている。水は大幅に不足している。
西欧全域では記録的な熱波が穀物の生育に影響を及ぼしており、同氏はここ3週間、被害状況について調査しており、かんがいが行われていない農地のトウモロコシは受粉に大きな問題があり、穂が出ていないと語った。
欧州のトウモロコシ収穫高は昨年、過去最高に達したが、今年は減少する見通し。
欧州連合(EU)加盟28カ国の生産高は19%減少し6280万トンになると予測されている。
予想通りならEUの生産高データが残っている01年以降で最大の落ち込みとなる。
ただ、昨年が豊作だったことから世界の在庫は過去最高水準にあり、トウモロコシ価格は引き続き抑制されている。
欧州域内での供給が減少すれば欧州は酪農場と豚肉生産者の飼料向け穀物輸入を増やす必要がある見込み。
欧州は米国と中国に次いでトウモロコシ消費量が多い地域である。

