米国の石油大手エクソンモービルが南米のガイアナ沖で発見した油ガス田の埋蔵量の価値はガイアナの国内総生産(GDP)の12倍余りに相当する可能性がある。
ガイアナのトロットマン統治相は20日、メディアとのインタビューで、油ガス田「ライザ1」の埋蔵量は原油換算で
7億バレル
を超える可能性が高く、5年以内に生産が始まる見込みと述べた。
これはエクソンが最近、メキシコ湾のハドリアン鉱区で発見した油ガス田と同水準で、現在の国際原油価格で換算して約400億ドル(約5兆円)に相当する。
世界銀行によれば、ガイアナは現在原油を生産しておらず、昨年のGDP(32億3000万ドル)はブルンジとスワジランドの中間に位置する。
時価総額は3410億ドルのエクソンは5月20日の資料で今回の発見について「大規模」と表現した。