春秋時代(紀元前770年−紀元前403年)初期、晋(紀元前11世紀 - 紀元前376年))において
円形円孔の銅銭
の使用が開始されている。
この銅銭の形状が鋳造作業に簡便であったため、その後鋳造工程の最終段階の研磨作業を考慮した円形方孔と形状を変化させながら、斉・燕・越などで用いられた
刀銭(刀の形状を模した青銅の貨幣)
や趙・魏・韓などでは布銭、楚では蟻鼻銭、秦では円銭(環銭)が用いられていたものの、同時に周や燕、斉、秦などの他国でも鋳造され使用されるようになっていった。
紀元前336年になると秦は銅銭の鋳造を国家で行うことを定めた。
紀元前336年になると秦は銅銭の鋳造を国家で行うことを定めた。
円形方孔の半両銭を正式な貨幣と定め、これが半両銭の起源となる。
初期の半両銭を一般に戦国半分銭と称し、重量は8g程度であった。
ただし、鋳造技術が未熟であったためその大きさがまちまちなものとなり、中には円孔のものも発掘されている。