至道元宝 （真書）選別品 中国古銭 【北宋銭23】

　至道元宝

　宋朝二代太宗は、淳化六年に至道と改元した。

　　　　

　　　・ 至道元宝 （真書）選別品 中国古銭 【北宋銭23】

　　　

　至道元年(９９５年)に至道元宝銭を改鋳した。

　淳化銭と同じく真書、行書、草書の三書体となっている。

　

　<分類　古銭用語>

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　　　・渡来銭　　　　・宋銭　　　・中国古代銭

　　　　

　　　　

　太宗（たいそう）　

　　北宋の第2代皇帝（在位　976年11月15日 - 997年5月8日）。

　太祖趙匡胤の弟、諱は元は匡義であった。

　なお、兄帝の名を避諱して光義、即位してからは�Q（日の下に火）に改めた。

　
　後晋の天福4年（939年）に浚儀県（開封市）の官舎で、趙弘殷の三男として生まれた。

　子供のころから傑出しており、学問を好んだ。

　父親の趙弘殷は太宗のために、淮南を征伐した際、州や県を占領しても財貨には一切目もくれず、古書を探して太宗に贈ったという。

　太祖が後周の将軍であった時から常に兄・趙匡胤に協力し続け、趙普らと主導した

　　　陳橋の変

の際に太祖を擁立する時も、中心となって太祖の説得に当たった。

　兄の趙匡胤が即位後、晋王に封じられ、序列は宰相より上に置かれた。

　太祖が親征を行うと、大内點検（近衛軍の将軍にあたる）や東都（都の開封のこと）留守に任じられるなど、太祖の右腕として重責を担った。

　
　978年には独立勢力であった泉州の節度使陳洪進が領土を納め、呉越の銭俶も両浙の13州を献上している。

　979年には北漢を滅ぼし、中国の再統一を達成した。

　その余勢を駆って遼から燕雲十六州の回復を狙って親征の軍を起こして進撃しあ。

　しかし、高粱河において敗れ、開封に撤退している。

　また980年にはベトナムの黎桓を討つが、遠征軍は敗退した。

　内政面では太祖の路線を踏襲しており、科挙による文官の大量採用を行った。

　また、監察制度を整えることで、それまでの軍人政治から文治主義への転換に成功した。