ナポリピザ、ユネスコ無形文化遺産に申請へ イタリア

　
　

　
　イタリアで、ナポリピザを国連教育科学文化機関（UNESCO、ユネスコ）の無形文化遺産（Intangible Cultural Heritage of Humanity）に申請することが決まったと、地元メディアが26日に報じた。

　イタリア・ユネスコ国内委員会（Italian National Commission for UNESCO）が、「ナポリピザ職人たちの芸術的な腕前」を高く評価し、称賛するため選出したという。

　ナポリピザは、こんがりとキツネ色に窯焼きされた縁のカリッとした歯ざわりと柔らかい生地の食感が、トマトの酸味、オレガノやニンニク、バジルやモツァレラチーズの風味と調和しているのが特徴。ピザの厚みは3ミリ以下で、オーク材の薪を用いた石窯で60秒〜90秒焼くことが製法として厳しく規定されている。

　1715年〜25年ごろにイタリア南部ナポリ（Naples）で発明されたとされるナポリピザだが、中でも1889年にサボイア（Savoy）家の王妃マルゲリータ（Queen Margherita）に献上されたことが命名の由来となった「ピザ・マルゲリータ」が有名。緑色のバジル、白いモツァレラチーズ、赤いトマトの三色がイタリア国旗の色だとして、世界中で人気を博している。
　
　
　

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