開元通宝(かいげんつうほう)
唐代において武徳4年(621年)に初鋳され、唐代から五代十国時代まで約300年にわたって流通した貨幣。
開元通宝は秦の半両銭、漢の五銖銭の形態を継承した。
開元通宝は秦の半両銭、漢の五銖銭の形態を継承した。
直径は8分(約24mm)で銭貨1枚の質量は2銖4絫、すなわち1両(大両)の110(約3.73g)である。
ここから質量の単位である「銭」が生まれた。
従来の複雑な体系 1斤=16両、1両=24銖、1銖=10絫(るい)から「1斤=16両」はそのままだが、それ以下は「1両=10銭、1銭=10分、1分=10厘、1厘=10毫」という10進法の体系が使われるようになった。