金融業の発達は、私たちの暮らしを豊かにしたのか?
それとも、私たちの生活に、無用な不安のタネをまいただけなのか?
サブプライムローン危機、リーマンショックとその後の世界金融危機以来、世界的に、金融産業肥大化の悪影響が指摘されている。
こういった論調に対して異を唱え、金融イノベーションがいかにして社会変革の原動力となってきたかを示し、金融は「より良い社会」の実現のためのエンジンとなりうると主張する。
・ 金融は人類に何をもたらしたか: 古代メソポタミア・エジプトから現代・未来まで
ひとこと
価値の保存として金融業はなくてはならない存在だ。職業が細分化されていく過程で労働した価値を保護する措置として生まれたものだが、金融がなければ社会の拡大は起こらない。