東京大学医学部付属病院と富士フイルムホールディングス(HD 4901)などが、立体の造形物を簡単に作製できる3Dプリンターと遺伝子工学を駆使し、人体に
移植できる皮膚や骨、関節
などを短時間で量産する技術を確立したことが2日、明らかになった。
移植の難題となっている感染症の危険性を低く抑えられるのが特長という。
世界初の技術といい、5年後の実用化を目指している。
この技術を開発したのは、東大病院顎口腔(がくこうくう)外科の高戸毅教授らの研究チームで、体外で生成した健康な組織を患部に移植する「再生医療」を大きく前進させる可能性がある。