日本の美容関連会社の共同事業体
ジャパンビューティーアソシエーション(JBA)
と、ベトナムで美容関連商品の輸入販売などを手がける
HITS Joint Stock Company
が12月16日、共同でベトナムのホーチミンに総合美容サロン
「J-First Tokyo」
をオープンさせた。
人口の40%を20歳から44歳が占めるベトナムで日本の高い美容技術と「おもてなし」を前面に打ち出したサロンをオープンすることで、日本の美容ブームをベトナム国内で創出することを狙った戦略。
近年の経済成長とともに、ベトナムの都市部の若者は高品質な美容サービスに対する関心が高まっており、海外製の化粧品やヘアケア製品が人気となっている。
ベトナムではかつての宗主国フランスの影響やベトナム戦争時代の米軍の経済的な支援の影響もの残り、欧米の化粧品メーカーのシェアが強く、消費嗜好に影響を与えている。
いくつかの化粧品ブランドを除いて、日本の美容製品や美容技術はほとんど知られていないのが現状となっている。
ひとこと
江戸幕府による鎖国時代に入る前の16世紀後半には交易を通じ、自由都市「堺」のような侍を傭兵として自治権を持った「日本町」をベトナムに複数作るなど東南アジアにおいては数万人の日本人が居住していたとも言われている。
その後の鎖国政策で日本人の多くは帰国しているが、現地に残った日本人も多数いる。ただ、時の流れで日本人待ちの多くは歴史の波に流され消え去っており、現地に残った日本人商人や傭兵は現地人と同化してしまっている。
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