米国の金融大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)のファンダメンタル・エナジー戦略責任者の
サバイン・シェルズ氏
は9日、同行のロンドン・オフィスで開いた記者説明会で、世界の液化天然ガス(LNG)相場は生産が需要を上回って推移してしていることから、世界のLNG市場の見通しは来年にかけて大きく変化するだろうと指摘した。
オーストラリアのプロジェクトが来年初めに始まるほか、米国のプラントからの輸出も来年末までに始まる。
世界の天然ガス市場は4、5年の極めて引き締まった時期を経て、複数年にわたる弱気相場に転じる見込みだと述べた。