(Kazatomprom)
カザフスタン政府が100%シェアを抑える国営の原子力大手
傘下企業を通じて
ウラン鉱石採掘
から燃料加工、原子力発電所建設など原子力全般を手がける。
また、レアメタルのタンタルやベリリウムの生産も行っている他、銅やモリブデン探鉱も展開している。
ウラン生産・保有資源量ともに世界最大級
旧ソビエト連邦政権の下、ウラン開発を目的として1948年に設立された
Volkovskaya Expedition(現Volkovgeology) など
を含めた原子力事業を束ねるため独立後の1992年に組織化された
KATEP
が前身である。
1997年に行われた組織再編によってKazatompromが設立された。
ロシア企業との合弁会社の設立や、カナダの
Cameco
との合弁会社の設立を通して、ウラン鉱採掘・精鉱だけでなく転換・濃縮などの分野も強化している。
また、米国や日本とカザフスタンとの原子力分野における提携を踏まえ、日本の東芝と原子力分野における協力関係を締結した。
米国の複合企業
ウェスティングハウス
(Westinghouse Electric)
の株式10%を日本の東芝から取得した。
同じく米国の複合企業
ゼネラル・エレクトロリック(GE)
やフランスの
アレバ(Areva)
などとも関係を深め、技術不足を補っていく構えを見せている。
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