アレバ
(AREVA SA)
フランス共和国政府の原子力政策の転換によって誕生した持株会社
本社をフランスに置き、フランスとドイツを拠点とする世界最大の原子力産業複合企業
ユーロネクスト・パリ (CEI) に上場する持株会社で、傘下に原子力産業企業を抱える。
フランスの原子力政策は、フランス共和国原子力庁 (CEA) が従来は主導し、原子炉プラントの製造を民間企業のフラマトム社 (Framatome) が、核燃料製造をCEA子会社のコジェマ社 (Cogema) が担当する分業体制をとってきた。
フラマトム社はフランス電力公社 (EDF) から原子炉プラントの発注を独占している。
スリーマイル島の原発事故以降、プラント需要が一巡してからは、EDFからの受注が激減した。
1980年代以降、フラマトム社は主力の経営分野を他の分野に模索するため経営の多角化や、合併を模索するようになった。
2001年には同じくプラント需要低迷に危機を迎えていた、独シーメンス社原子力部門を買収した。
社名をフラマトムANP社(Framatome ANP)とした。
同年フラマトムはCEA傘下のコジュマ社と共同持株会社を設立した。
傘下に原子力部門 (Areva NP) 、原子燃料部門 (Areva NC) 、送電設備部門 (Areva T&D) を傘下に持つ複合企業Areva SAが誕生した。
ひとこと
太陽で起きている核融合に技術を近づけることが必要だろう。