ピーノ・グレコ 小さな靴 (Scarpuzzedda)」と渾名

ジュゼッペ・"ピーノ"・グレコ
　　　　　　Giuseppe "Pino" Greco
　　　　　　　　（1952年1月4日 - 1985年9月）
　
　シチリア島のチャクッリで恐れられたマフィアの殺し屋。
　チャクッリを牛耳っていた
　　　ミケーレ・グレコ
の甥で「靴」と渾名（あだな）された父親にちなんで
　　　「小さな靴 (Scarpuzzedda)」
と渾名された。

　
　コルレオーネシを仕切っていた叔父のミケーレ・グレコやサルヴァトーレ・リイナの指示に従って200人以上を殺している凶暴な殺し屋で、AK-47を使い、好んで顔を撃ったことで知られる。
　
　
　ピーノに殺害された著名な人物としては
　　　ステファノ・ボンターデ
　　　サルヴァトーレ・インツェリッロ
　　　ピオ・ラ・トッレ
　　　カルロ・アルベルト・ダ・ラ・キエーザ　など
が挙げられる。
　
　なお、1981年にはサルヴァトーレ・コントルノを殺害しようとしたが失敗した。
　コントルノは後に捜査当局への情報提供者となった。

　
　マフィア組織の兵隊から幹部クラスまで出世した殺し屋。
　カリスマ的な人物があり若いマフィオーソの中にはピーノを崇拝している者もいた。

　
　コーサ・ノストラの掟などを重く考えずに、会合などにも出席せず、代理人を行かせたりする事で、サルヴァトーレ・リイナの反感を買っていた。
　
　
　1985年秋、リイナの暗殺指示により
　　　ヴィンチェンツォ・プッチオ
　　　ジュゼッペ・ルッケーゼ
に自宅で射殺された。
　
　遺体は処分されたらしく現在も見つかっていない。
　
　ミケーレ・グレコの死後、リイナは友人に「『小さい靴』は殺したよ、いかれちまったからなと語ったといわれている。
　
　
　　
　　　　
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