メキシコ西部ミチョアカン(Michoacan)州の
ヌエバ・イタリア(Nueva Italia)
で100台以上のピックアップトラックに乗り込んだ自警団のメンバー数百人が12日、ヌエバ・イタリアの町役場に到着した際、ここに拠点を構える
麻薬カルテル テンプル騎士団
(Knights Templar)
と見られるグループから銃撃され、激しい銃撃戦の末、自警団が麻薬カルテルから町を奪還した。
ラ・ルアナ(La Ruana)の農業従事者で自警団リーダー
ハイメ・オルティズさん(47)
は2か所から銃撃を受けた。
銃撃戦は約1時間半続いたと述べ、自警団員2人が負傷したことをAFPの取材で明らかにした。
街中から人気が消えたヌエバ・イタリアの一部歩道には流血の跡が生々しく残っていたと報道された。
同州では、武装自警団結成の動きが約1年ほど前から活発化しており、過去数週間に麻薬カルテルから州内複数の町を奪還している。
同州における麻薬戦争では過去7年間に約7万7000人が死亡している。
約1年前に発足した
エンリケ・ぺニャニエト大統領政権
(Enrique Pena Nieto)
は昨年5月に数千人の軍部隊や連邦警察を同州に派遣していたが、暴力事件を根絶することはできておらず 同政権にとって大きな治安上の課題となっている。
他の自警団では、同州内のライムとアボガドの生産が盛んな
ティエラ・カリエンテ(Tierra Caliente)
と呼ばれる地域の
テンプル騎士団
が拠点としている人口約12万3000の町アパトシンガン(Apatzingan)を包囲したという。
↓ 参考になったらクリックお願いします。
