国立国際医療研究センター研究所の狩
野繁之熱帯医学・マラリア研究部長
らの研究グループは韓国で流行が続く
三日熱マラリア
が、北朝鮮から飛んできた蚊によってもたらされた可能性があるとの調査結果をまとめた。
同種の蚊は日本にも生息するため、「国内でも警戒が必要」としている。
三日熱マラリア原虫を媒介する蚊に刺されると感染し、発熱や頭痛などを発症する。
他のマラリアに比べ軽症だが、ほかの病気にかかっている人が感染すると死亡する場合もある。治療薬はあるが、ワクチンはない。
熱帯地域から温帯地域にかけて発生する。日本では1959年に、韓国では70年代後半に感染を抑えることに成功した。
韓国では93年に再び感染が確認され、感染者は2000年に4千人を突破した。
陸続きで衛生面が劣悪な北朝鮮の影響から対策を進めても発生はおさまらず、11年には800人以上の患者が世界保健機関(WHO)に報告されている。
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