ロシアン・マフィア
(Русская Мафия、ルスカーヤ・マフィーヤ)
ロシア系の犯罪組織の総称
ロシアの近隣諸国(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャンなど旧ソ連の構成国)のマフィアもロシア国内に存在しており、ロシアンマフィアに含まれる。
ソ連の共産党政権崩壊からロシアが誕生するまでの混乱間に国有財産の払い下げを受けて国営企業を民営化するなかで財閥に成長した寡頭資本家層(オリガルヒ)もマフィアと呼ばれ犯罪組織とのつながりもしてきされている。
ロシアンマフィアの活動が目立ち始めたのはソビエト連邦末期の混乱期からで私物化していく国有財産を狙って武力で簒奪する組織的な集団が暗殺等を繰り返したことで注目を浴びた。
ソ連がもともと多民族国家であったこともありロシア系、チェチェン系などあって統一されたグループを示すものでもない。
単にロシア国内の犯罪組織をロシアン・マフィアと呼んでいる。
また、冷戦時代に張り巡らしたKGBの諜報網に属するメンバーがロシアに変わる中で生活のために犯罪組織に加入或いは自ら組織を作り、保有している情報を活用して資金を確保していった。
ソ連軍の縮小においても郡が保有する武器や核物質等の横流しで利益を得ようとする動きが生じ、一部退役軍人等が犯罪組織化していった。
ロシア内務省の報告によると、組織の数は
5600以上
にも及び、構成員の数は10万人以上である。
こうした犯罪組織が稼ぎ出す資金はロシアGNPの40%に達する状況にある。
米国のCIAの調査では、ロシア国外では現在、約200以上の組織が南北アメリカやイスラエル、東ヨーロッパおよび中央ヨーロッパを中心として全世界58カ国で地域の犯罪組織と結びついた活動をしている。
闇市場のブローカーから手を広げていったロシアンマフィアの主な活動は、小規模な組織なら恐喝、売春などを主に行っている。
KGBや軍の幹部等の出身者で構成された大規模な組織なら国営企業や民間企業の乗っ取り、薬物売買、マネーロンダリング、武器の密輸、心身売買などを行って米国や欧州に拠点を設け勢力を拡大している。
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2014年01月02日
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