年間ベースの商品相場が5年ぶりの下落となる可能性が高まっており、商品ヘッジファンドの運用資産総額は12年2月以降10%減少、今年9月30日時点では766億ドルとなった。
同社は商品ヘッジファンド467本を調査している。
なお、ジョージ・テーラー氏とスティーブン・ジャミソン氏がそれぞれ運営する商品ヘッジファンドが今年、競合する商品ヘッジファンドの多くは10月の原油相場の「急落」による打撃を受け利益を大きく減らして損失を出すなか大きく利益を上げた。
商品市場への投資ファンドからは利益が上がらなくなったことで資金の引き揚げが進んでいるという。
08年の金融危機以降、スイスの金融大手であるクレディ・スイスから商品市況チームと共に去った
ジョージ・テーラー氏
が設立した資産規模8億6000万ドル(約870億円)
テーラー・ウッズ・マスターズ・ファンド
の1−10月の運用成績は、顧客向け書簡によると
プラス18%
で年間の成績は2011年2月の運用開始以降で最高となる可能性があると見られる。
米国の大手投資銀行
モルガン・スタンレー
で13年間勤務し08年独立した
スティーブン・ジャミソン氏
が運用する15億ドル規模の
コッペンバーグ・マクロ・コモディティ・ファンド
の1−10月の運用成績はプラス約6%だった。
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