ムハンマド・タラアト・ハルブ
محمد طلعت حرب Muhammad Talaat harb
1867年11月22日 - 1941年8月13日
タルアト・ハルブと表記されることもある。
エジプトの民族主義者、経済学者、歴史家、実業家、銀行家
カイロのガマリーヤ地区で生まれ
法律学校
を卒業した。
1920年、外国資本による独占状態打破を目指し、民族産業振興を目的にエジプト人出資者から
8万エジプト・ポンド
を募り
ミスル銀行
を創設した。
融資によりミスル紡績織物会社やエジプト航空をはじめとする多くの企業を創業し、エジプトの産業近代化に多大な貢献を為した。
また、文化・娯楽の面でも1925年に
ミスル演劇映画会社
(スタジオ・ミスル)
を設立、エジプト映画産業の基礎を築いた。
なお、1952年革命をおこし王政を廃止して56年に大統領に就任したナセル体制下においてミスル銀行は国有化されたが、現在も事業は存続している。
また、ハルブの名はカイロのタラアト・ハルブ通りやタラアト・ハルブ広場などに残っている。
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2013年10月09日
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