帰国後は官・民でさまざまな職に就いた。
教師、官吏、相場師、銀行員…、彼の武器は堪能な英語力と、型破りな発想力、そして持ち前の楽天主義だ。
転職と失敗を繰り返しつつも、現場からの視点を失わないその姿勢は、一流の財政センスへと結実してゆく。第一級の歴史経済小説!
・ 天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債
ひとこと
ダルマ宰相 高橋是清に対する評価はまちまちだ。
日露戦争における戦費国債の償還に伴う不況。関東大震災や昭和不況など後から見ればまずい判断とも見えるが、なかなか難しい時代であり容易には何事も行えなかったのだろう。
台頭する軍部の弾頭に倒れたが...
円が売られた是清の時代と、円高で為替対策や経済策への資金として財政支出が増加した事態とは根本的に異なることを知るべきだ。
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