米国地質調査所の調査によると、ベネズエラ原油の潜在埋蔵量は
2965億バレル
でサウジアラビアをしのぎ世界最大となっている可能性がある。
5日に亡くなったチャベス氏が1年9カ月間、がんと闘病した間、ベネズエラの
インフラ整備も停滞
し、重質原油を埋蔵する
オリノコ油田
では2330億ドル(約22兆円)規模の油田、パイプライン、精製施設の建設が予定より遅れた。
故チャベス大統領の後継者には油田開発の復活が課題になると見られている。
チャベス氏は石油開発投資を制限し米国系の掘削業者を追放したことで、過去約10年間に産油量は13%減少してしまった。
ベネズエラ石油評議会と国営ベネズエラ石油(PDVSA)が業務提携しているロシア、アジア、欧州、米国の石油各社が提供したデータによると、オリノコ油田の産油量は昨年末時点で
日量19万5000バレル
に達する予定だった。
しかし、政治的な危機に伴うベネズエラの実質的な問題が浮上しパイプラインの不足から生産は
日量約6000バレル
にとどまった。
PDVSAにとって1日当たり推計約1900万ドルの収入が失われている。
英国BPの世界エネルギー報告によると、同期間中に確認埋蔵量は約4倍に膨らんだ。
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