エクソンモービル コーポレーション
国際石油資本でテキサス州を本拠地とする総合エネルギー企業
民間石油会社としては世界最大の企業、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社でもある。
エクソンモービルは1999年に、エクソンとモービルが合併して出来たが、両社ともに
ジョン・ロックフェラー
が1870年に設立した
の流れをくむ企業でもある。
1911年にアメリカ最高裁判所はロックフェラー一族による支配下にあったスタンダードオイルを独占禁止法で34社に分割する判決を下した。
その内の2つ、スタンダード石油会社ニュージャージー は最終的にエクソンとなり、スタンダード石油会社ニューヨークは、最終的にモービルになった。
第二次世界大戦後から1960年代まで、前身であるエクソンとモービルは、ともに石油の生産をほぼ独占状態に置いた
セブン・シスターズ
と呼ばれる国際石油資本(メジャー)の1つであった。
エクソンモービルはエネルギー資源の探鉱・生産、輸送、精製、販売までの事業を垂直統合した形態で一括で行っている。
世界200カ国以上で事業展開し、21カ国に
38の石油精製所
を設置し、毎日の石油精製は630万バレルである。
エクソンモービルが保有している石油埋蔵量は、現在の生産量で14年以上持つことを明らかにしている。
今日のエクソンモービル社であるニュージャージー・スタンダード石油会社の企業史は1世紀半に及ぶ世界の石油産業の発展と変貌を最も体現する。
1920年代初頭から60年代末までのアメリカ及び世界各国での事業活動を分析した。