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2012年08月11日

ダッチ・シュルツ(Dutch Schultz)1920年代から1930年代にニューヨークで活躍したギャング

ダッチ・シュルツ(Dutch Schultz)
   1902年8月6日 - 1935年10月24日
 1920年代から1930年代にニューヨークで活躍したギャング
 本 名 アーサー・フレゲンハイマー
           (Arthur Flegenheimer)

       ダッチシュルツ.png 
       Dutch Schultz [VHS] [Import]

 気が短く暴力的な性格で問題がおきると銃で解決する典型的なギャングタイプ
 多くの流血沙汰を起こしたことでも知られる。
 ブロンクス(ニューヨーク市)でユダヤ系ドイツ人の移民で父は酒屋を営んでいた。
 ただ、14歳で父が失踪したため
   学校を中退
して働き始めたが間もなくギャングとなって17歳で強盗を働いた。
 イタリア系ギャング組織と組み
   ブロンクス と ハーレム
を支配下に置いて密造酒、モグリ酒場、売春業、ナンバーズ賭博などあらゆる違法事業を手掛け財産を築いた。
 その他にもウェイターやコックの労働組合を仕切って組合費等を資金源としていた。
 禁酒法時代にシュルツは、ニューヨークにおける
   ビールの最大供給者
として事業を拡大しており
   ビール男爵
と呼ばれ、ブロンクスを縄張りとした
   密造酒王
でもあった。
 また、ナンバーズ賭博ではイタリア系や政治家との関係を持っていない
   アフリカ系アメリカ人の犯罪組織
の一部はシュルツの支援で利益を上げていた。
 1931年から32年にかけて
   ジャック・ダイアモンド
         (Jack Diamond)
かつての盟友
   ヴィンセント・コール
      (Vincent "Mad Dog" Coll)
と抗争を繰り広げ、最終的に両者とも殺害した。
 NY州検事
        (Thomas Edmund Dewey)
に32年に脱税容疑で告発され、22ヶ月にわたって潜伏生活を送った。
 ただ、告発そのものは最終的に買収工作により取り下げられた。

 その間に右腕であったロシア系ユダヤ人の
   ボー・ワインバーグ
       (Abraham "Bo" Weinberg)
ラッキー・ルチアーノの了承の元にNYに張り巡らしたシュルツの権益を手に入れた。
 潜伏生活から復帰したシュルツは1934年ニューヨークに戻った。
 ただ、NYの隣のニュージャージー州ニューアークへ拠点を移さざるを得なくなった。
 そして1935年9月9日にワインバーグを殺害し、権益を取り戻した。
 一方、シュルツはニューヨークを追われた事を恨み、デューイ暗殺を計画した。
 デューイ暗殺による司法当局の取締強化を恐れた
らは
が率いる
   マーダー・インク
        (殺人株式会社)
にシュルツの殺害指令を出した。
 1935年10月23日、ニューアークの酒場
   パレス・チョップハウス
でシュッツは部下の
   オットー・"アッバダッバ"・バーマン
               (Otto Berman)
 右腕であった
   エイブ・ランダウ
      (Abraham Landau)
ボディーガード
   ルル・ローゼンクランツ
      (Bernard "Lulu" Rosencrantz)
と共にマーダー・インクの刺客
   チャールズ・”バッグ”・ワークマン
   エマニュエル・ヴァイス
の2人に銃撃され、エイブとルルは即死した。

 最後に言った言葉は
   俺のことはほっといてくれ
だったと言われている。
 実行犯二人は5年後に逮捕され、ヴァイスはマーダー・インクによる別件の一連の殺人により1944年に処刑された。
 また、ワークマンは終身刑(1964年釈放)となり23年間刑務所に入っていた。
 ルチアーノなどシシリアギャング組織はワークマンの支援を行ったという。
 なお、ルチアーノによれば
   「最も安っぽいやつだった」
と言っているように、いつも安いスーツを着ていたという。
  

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posted by まねきねこ at 16:43| 愛知 ☁| Comment(0) | 人物伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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