幅広い外国製品を対象
とするアルゼンチンの輸入制限は
国際貿易機関(WTO)のルール
に反しているとして、アルゼンチンをWTOに提訴した。
・ 僕は君たちに武器を配りたい
なお、アルゼンチンはスペインの石油会社
レプソルYPF
の子会社を国有化しており、これに対するEUの反発が浮き彫りとなった。
・ ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる
問題視した今回の提訴は、フェルナンデス大統領の
保護主義的政策
に対するEUの懸念拡大を反映している。
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ひとこと
アルゼンチンは4月にレプソルの子会社YPFを政府管理下に置いた(関連記事)が、これに対してEUがWTOに提訴することはできないため江戸の敵を長崎で討ったような動きだ。
・ テロマネーを封鎖せよ 米国の国際金融戦略の内幕を描く
9.11以降の国際金融を語るのに
ジョン・テイラー以上
の適任者はいない。
この巧みな書物で、政治、安全保障、グローバルな金融がいかに重なり合い、交差し合っているかを知るだろう。ブッシュ政権下の国際金融部門の責任者(財務次官)がその戦略と内幕を赤裸々に語る。
主要国の財務省と隠密裏に連携をとりながら、電撃的に手を打たなければ
テロマネー
は跡形もなく逃げ失せてしまう。
今明かされるテロ勢力との金融戦の内幕をはじめ、9.11以降に米国が主導した
アフガンでの財政政策
イラクの金融安定化プロセス
アルゼンチンの破綻処理
世銀・IMF改革における各国との駆け引き等々の事情など。
日本の通貨政策(大規模介入)をめぐる黒田・溝口両財務官との応酬の様が興味深い。
今なお続く、変動相場への移行をめぐる周・中国人民銀行総裁との具体的なやり取りも明らかにされている。