世界の食料価格
が昨年12月に過去最高に達したと月次報告を発表した。
この報告によれば、FAOの食料価格指数は12月に214.7と、6カ月連続で上昇し、2008年6月に付けたこれまでの最高(213.5)を上回った。
砂糖と食肉の指数が過去最高を更新したとしている。→ ranking
中国で需要が拡大したことや、ロシアで起きた過去50年で最悪の旱魃が穀物収穫に大打撃を与えたことなどが影響し12月の食料価格は前年同月比で25%上昇した。
食料価格の上昇を要因として、2008年にはハイチやエジプトで死者を出す暴動が起きたが、12月はこれを上回る水準に値上がりした。
モザンビークでは昨年、パンの価格引き上げ計画に対する抗議活動で13人以上が死亡した。→ ranking
砂糖は2010年まで3年連続で上昇、シカゴではトウモロコシが過去4年間で最大の値上がりを記録した。
FAOは昨年11月17日に2011年の穀物収穫量が世界的に顕著な伸びを示さない限り、食料価格は一層上昇するだろうと指摘している。
参考になったらクリックをお願いします。→
