米国の中央銀行である連邦準備制度(FRB)は、民間が所有する銀行ということはよく知られている。
1910年12月にJPモルガン本人が個人で所有していた島
1910年12月にJPモルガン本人が個人で所有していた島
ジキル島
に後にFRBとなる組織の青写真を描いた政治家と大富豪が集まり、9日間の秘密会議を持った。
に後にFRBとなる組織の青写真を描いた政治家と大富豪が集まり、9日間の秘密会議を持った。
いわゆるジキル島会議とも呼ばれる秘密の会合で会議後、通貨委員会とオールドリッチ法案に関する報告書が完成し、FRBの設立を秘密裏に決めたという。
このジキル島会議に出席したのは、ロードアイランド出身の有力共和党上院議員であり、当時の米国の企業利益を代表して米国政府と深い繋がりを持ち、また政治家のままJPモルガン顧問を続けて娘アビーをジョン・D・ロックフェラーに嫁がせた
ネルソン・オルドリッチ上院議員(情報)
オルドリッチ上院議員の秘書
シェルトン
財務次官補であり全国金融委員会の特別補佐官でもあった
A・ピアット・アンドリュー(情報)
ナショナル・シティ・バンク・オブ・ニューヨークの頭取
フランク・ヴァンダーリップ
J・P・モルガン商会の
ヘンリー・P・デーヴィソン(情報)
ファースト・ナショナル・バンク(モルガン)の
チャールズ・D・ノートン(情報)
J・P・モルガンの上級代理でありバンカーズ・トラストの頭取
ベンジャミン・ストロング(情報)
ポール・ウォーバーグ(情報)
という7人のメンバーである。
もともと、独立戦争で英国からの独立を確立した米国では、金融制度が不安定であり、国民を苦しめてきた中央銀行に反対する長い闘争の伝統があったことから中央銀行という名称を使うことを避けて「連邦準備制度」という名称に決定し多くの上院議員が休暇中にだまし討ちのようにして法案を設立させた胡散臭い組織だとも言われている。