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2012年09月03日

パンミュア・ゴードン商会 日露戦争時の日本国債を購入したバンカー

パンミュア・ゴードン商会   
 ハリー・パンミュア・ゴードン(Harry Panmure Gordon  1837年−1902年9月1日) により1876年
   Gordon & Co.
として設立されたマーチャントバンカーで後に
   Panmure Gordon & Co
に改名した。
 ロスチャイルド家の英国における有力代理会社と見られる。

 少数の国家の
   ソブリン債券
のブローカー業務を中心に経営が行われている。
 19世紀には中国の債券を売りまくり、日露戦争の資金を調達するため蔵相だった高橋是清
   戦費国債
の購入を持ちかけたマーチャント・バンカーのひとつとして知られている。

 ティムリネカーが20年間最高経営責任者として経営を続けている。 
  
   
ひとこと
 世界の軍事大国であったロシアを戦火を交えることとなり、弾薬等の購入などの資金を国債を発行して海外から輸入する必要があった。
 しかし、近代化が鎖国により遅れていた日本が開国以降の富国強兵に政策を行ってきたものの、同じアジアの清国とは異なり近代化したロシアとの戦いでは敗北するのと思惑が高く、日本のソブリン債を購入するクーン・ローブ商会などの商業銀行は安価で購入するところが多かった。
 なお、バクー油田の利権が影響し、ロスチャイルドは日本の国債購入をジェイコブ・シフに任せたとも言われている。
 このため、日本はロシアに勝ってもその後の戦費国債の償還では莫大な負担を被ることとなり経済が疲弊していく原因ともなった。

  
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posted by まねきねこ at 21:46| Comment(0) | 人物伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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